「組織の意思決定」と「空気の怖さ」


映画『開戦前夜』を観てゾッとした😎
これは戦争映画というより
「組織が間違った方向へ進む時」を
描いた映画だと思った
総力戦研究所には
官僚、軍人、民間から
優秀な人材が集められ
国力、資源、輸送力
生産力などを分析し
日米戦争を
シミュレーションする
そして導き出した結論は
死者数も含めて正確に出され
広島と長崎の原子爆弾だけは
予測できなかったという
そして
「日本は絶望的大敗」だった
データを元に分析して
結論まで出している
それなのに
現実の日本は開戦へ進んでいく
なぜなのか?
私はここが
一番怖いところだと思った
・事実を集める
・分析する
・敗北を予測する
・しかし組織が求める答えと違う
・都合の悪い事実として扱われる
・「まだ何とかなる」という空気が勝つ
・最後は精神論で開戦へ進む
つまりデータより
「空気」が勝ってしまった
・ここまで来たら引けない
・今さら弱気なことは言えない
・みんなそう考えている
・何とかなるだろう
誰か一人が
すべてを決めたというより
こういう空気が
組織全体を包み込み
最後は誰も
止められなくなっていく
これって会社でも
同じなんだよなぁ
優秀な人材がいることと
優秀な組織であることは
まったく別で
どれだけ優秀な人が
正しい分析をしても
トップに
聞く耳がなければ意味がない
異論を言えない組織なら
もっと意味がない
そして私が
一番考えさせられたのが
「前提条件」でした
目的が「国を守ること」なら
本来は
「どう戦えば勝てるか?」だけではなく
「そもそも戦うべきなのか?」
まで考えなければならない
ところが
「戦う」という前提条件が
固定された瞬間
どんなに優秀な人たちが
議論したところで
答えられるのは
「どう戦うか?」
だけになってしまう
これは経営も同じ
・この事業を続ける前提
・この組織を残す前提
・このやり方を守る前提
その中だけで
一生懸命に最善策を考えても
そもそもの前提条件が
間違っていたら
間違った方向へ
進んでしまう
だから私は思う
間違った戦略より怖いのは
「間違った前提条件を
誰も疑わなくなること」
そして
負けると分かっているのに
「世論」という空気で突っ込む
「どうやって頑張るか?」を考える前に
「この前提条件は合っているのか?」
そこから疑わなきゃ
ダメなんだと思った
そしてもう一つ
組織で一番怖いのは
誰か一人の暴走ではなく
「空気の暴走」なのかもしれない
一度、組織全体の空気が
一方向へ流れ始めると
トップですら
その空気に飲み込まれる
だから経営者の仕事は
数字を見るだけでも
戦略を決めるだけでもない
組織にどんな空気が
流れているのか?
そこまで読まなければ
ならないんだと思う
『開戦前夜』
これは戦争映画というより
経営者やリーダーが観るべき
「組織の意思決定」と
「空気の怖さ」を描いていた😎
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